前回、【IRニュース】リブセンスとエキサイトが業務提携したけど、狙いがよくわからない。という記事を書いたので、引き続きリブセンスについてもう一本書きたいと思います。
さて、リブセンスといえば、アルバイト求人誌「ジョブセンス」、正社員求人誌「ジョブセンスリンク」、それから賃貸のプラットフォーム(名前忘れた)で知られる企業です。
いずれのサービスもリクルートやマイナビと同じく「マッチング事業」であり、レッド・オーシャンだと思われているところに後発で参入して、今の地位を築いたわけです。
その特徴はやはり「技術力」だといえるでしょう。リクルートやマイナビが大手広告代理店とのコネクションを活かして、大掛かりなプロモーションをするのに対し、リブセンスはSEOとネット広告に注力し、ユーザーを獲得していきました。
特にSEOについては凄まじく、一時期「アルバイト+地名」で検索するとほぼすべてにジョブセンスの求人票が出ていたほどです。(今は大手各社も対策を続け、以前ほどではないかと思います。)

さて、そんなリブセンスですが、次はどのような「マッチング」事業を行うのかが非常に気になるところです。
リクルートだとゼクシィ、マイナビでいうマイナビウェディングの”結婚市場”かなとも思っていたのですが、リブセンスの特性を鑑みると、クラウドソーシングのプラットフォームをつくるのではないかなと思うわけです。
クラウドソーシングといえば、クラウドワークスとランサーズが有名です。(しばらく前にユーザー層の話で炎上していましたね。)
その他、Yahoo!やらセプテーニなどもこの事業に乗り出し、さながら戦国時代のようになってきています。
この戦国時代において、勝ち残るには、「どれだけユーザーを獲得できるか」が焦点になるでしょう。
各社とも元々持っている事業からユーザーを生み出すつもりでしょうが、リブセンスはことユーザーを生み出すのが非常に上手い企業だと思っています。
まずは前述したように、SEOにめっぽう強い点。また、それ以外にもカスタマージェネレーションメディアとして「転職会議」を作るなど、戦略的集客ができている点も挙げられます。
端的に言ってしまって、技術力×マーケティング力に優れており、ブランド力が問われる結婚市場よりもクラウドソーシング市場の方が向いているというわけです。
・・・・というわけで今回はリブセンスの新サービスについて考えてみました。大当たりしたら結構おもしろいですねw
では。